目次

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様向け

ハンズオンガイド講座1 上流工程強化

架空のRFPを読み、曖昧な記述と書かれていない非機能を、顧客への確認質問に直します。Microsoft Copilot Chatには原文を引用させ、根拠のない記述を捨てるかどうかを、記入シートの上で自分で決めます。

2026年11月27日(金) [180min] ZoomのアイコンZoom 個人演習 Copilot ChatのアイコンCopilot Chat ExcelのアイコンExcel
Giveryのロゴ
01

本日のゴール

RFPから論点を立てる作業を、自分の予想とCopilot Chatの出力を突き合わせる手順で3回通します。

本日の学び

  • RFPの曖昧語と、書かれていない非機能を論点として立てる
  • Copilot Chatの出力に原文の引用を求め、採るか捨てるかを自分で決める
  • 研修のあとに、持ち帰り演習のRFPで同じ手順を一人で回す

作るもの

3つの演習の答えは、配布フォルダの01_記入シートフォルダの記入シート_講座1.xlsxに書き込みます。演習ごとにシートが分かれており、どのシートも手元で書くためのものです。記入シートは、Copilot Chatに添付しません。

シート使う演習Copilot Chatに添付するファイル書き込むこと
1-1 曖昧語演習1-102_演習1-1_曖昧語を拾うフォルダの1-1_RFP抜粋.docx抜粋で拾った曖昧語と、Copilot Chatが拾ったかどうか
1-2 非機能演習1-203_演習1-2_非機能6項目と確認質問フォルダの1-2_RFP本編.docx非機能6項目の予想と判定、確認質問の候補から選んだ3つ
1-3 根拠確認演習1-304_演習1-3_下書きの根拠確認フォルダの1-3_要件定義書下書き.docxと1-3_RFP該当章抜粋.docx下書き8項目の見立てと、Copilot Chatが引いた原文、採るか捨てるか
記入シートの「1-3 根拠確認」シート。8項目のすべてに、見立てと原文の場所と採否が入っている
演習1-3を終えたときの記入シートです。F列の「採るか、捨てるか、確認するか」が8行とも埋まっていれば、3つの演習を通せています。
02

当日の流れ

全体で[180min]です。座学で考え方を聞いたあとに演習を3つ進め、最後に講師がClaude Codeを動かして見せます。

枠セッション中身形式時間
S01開始と接続確認研修の進め方、Copilot Chatの入口とアカウント、配布ZIPと添付の確認講義[15min]
S02RFPを論点に分ける動く図解01。AIと人の分担、RFPの読み筋4分類、非機能6項目、曖昧語10、依頼文の4つの型講義[25min]
S03演習1-1 曖昧語を拾うRFP抜粋で曖昧語を先に目視で拾い、Copilot Chatの出力との差を数える演習[20min]
S04演習1-2 非機能6項目と確認質問RFP本編に非機能6項目が書いてあるかを判定し、確認質問を候補から3つ選んで直す演習[25min]
休憩[10min]
S05演習1-3 下書きの根拠確認要件定義書の下書き8項目にRFPの原文を引かせ、根拠のない項目を捨てる演習[30min]
S06Claude Codeの実演講師の画面で見るだけで、受講者は操作しません。前提をファイルに置く場面と、書き換えずに調べる場面、確認の回答1件が3つのファイルに波及する場面を見ます実演[30min]
S07まとめと持ち帰り演習依頼文の4つの型、Copilot Chatに入れない情報、持ち帰り演習の案内講義[15min]
S08予備と質疑チャット欄の質問への回答講義[10min]

進め方

  • 講師がZoomで画面を共有し、演習のねらいと最初のSTEPを見せてから、各自で進めます。
  • 演習の指示はスライド1枚にまとめてあります。手順と依頼文は、このガイドの演習の節に載せています。
  • 各演習の答え合わせの前に、Zoomの投票を1問取ります。
  • 分からないことは、Zoomのチャットに演習の番号とSTEPの番号、画面に出ている文言を書いて送ってください。
  • 各STEPの[Nmin]は目安です。時間になったら、講師が次のSTEPへ進めます。
03

始める前の準備

配布フォルダと記入シートを開き、Copilot Chatでファイルを添付して依頼文を送るまでの操作をそろえます。

配布ZIPの展開

事前セットアップガイドのSTEP3で展開を済ませた方は、フォルダの中身を確かめるだけでかまいません。展開の詳しい手順は、事前セットアップガイドに画面写真つきで載せています。

  1. 教材サイトのトップにある配布ZIPのダウンロードの欄で、お使いのPCに合うZIPをダウンロードします。Windowsはctc_ai_course1.zip、Macはctc_ai_course1_Mac.zipです。
  2. ZIPをデスクトップに展開します。Windowsは右クリックしてすべて展開を選び、Macはダブルクリックします。
  3. デスクトップにできたctc_ai_course1フォルダを開きます。
ctc_ai_course1
├── 00_はじめにお読みください.txt
├── 01_記入シート
│   └── 記入シート_講座1.xlsx
├── 02_演習1-1_曖昧語を拾う
│   ├── 1-1_RFP抜粋.docx
│   └── 1-1_RFP抜粋.txt
├── 03_演習1-2_非機能6項目と確認質問
│   ├── 1-2_RFP本編.docx
│   └── 1-2_RFP本編.txt
├── 04_演習1-3_下書きの根拠確認
│   ├── 1-3_RFP該当章抜粋.docx
│   ├── 1-3_RFP該当章抜粋.txt
│   ├── 1-3_要件定義書下書き.docx
│   └── 1-3_要件定義書下書き.txt
└── 05_持ち帰り演習
    ├── 持ち帰り_RFP.docx
    ├── 持ち帰り_RFP.txt
    └── 持ち帰り_記入シート.xlsx

フォルダの番号は、使う順番です。演習のフォルダには、その演習で添付するファイルがすべて入っています。いま進めている演習のフォルダだけを開けば、作業できます。答えを書き込む記入シートは、01_記入シートフォルダの中です。どのdocxにも、同じ中身のtxtが同じフォルダに付いています。

フォルダ使う場面
01_記入シート3つの演習の答えを書き込む
02_演習1-1_曖昧語を拾う演習1-1で添付する
03_演習1-2_非機能6項目と確認質問演習1-2で添付する
04_演習1-3_下書きの根拠確認演習1-3で添付する
05_持ち帰り演習研修のあとに持ち帰り演習で使う
MacのFinderで、展開したctc_ai_course1フォルダを開いたところ。00_はじめにお読みください.txtと、01から05までの番号の付いた5つのフォルダが並んでいる。Windowsのエクスプローラーでも、同じ名前が同じ順に並ぶ
展開したフォルダに、01_記入シートから05_持ち帰り演習までの5つのフォルダがあることを確かめます。

記入シートの開き方

  1. 01_記入シートフォルダの記入シート_講座1.xlsxをExcelで開きます。
  2. 画面の上に編集を有効にするが表示されたら、押します。
  3. 「使い方」シートを読みます。

薄いグレーの行は記入例なので、消さずに残し、その下の行から書いてください。ドロップダウンのある列は、セルを選ぶと右に出る矢印から値を選びます。

新しいチャット

31秒の動画で見る:会話の記憶の正体

  1. ブラウザで、Copilot Chat(https://m365.cloud.microsoft/chat)を開きます。
  2. 右上の盾のマークを押し、「エンタープライズ データ保護」の表示が出ることを確かめます。
  3. 左のメニューの新しいチャットを押します。

STEPに「新しいチャットで」と書いてあるときは、毎回この操作をしてください。前の演習の会話が、出力の材料に混ざらなくなります。

Copilot Chatのトップ画面。左のメニューに新しいチャットがあり、中央に入力欄がある
左のメニューの新しいチャットを押すと、この画面になります。中央の入力欄に依頼文を貼ります。
右上の盾のマークを押し、エンタープライズ データ保護が適用されますと表示されたところ
右上の盾のマークを押すと、このチャットにエンタープライズ データ保護が適用されることを確かめられます。

ファイルの添付

  1. 入力欄の左の+を押します。
  2. 画像とファイルのアップロードを押します。
  3. 配布フォルダの中の、いま進めている演習のフォルダを開き、添付するファイルを選んで開きます。
  4. 入力欄の上に、ファイル名が表示されたことを確かめます。

初めて添付すると、ファイルが自分のOneDriveに保存される旨が表示されます。研修で添付するのは架空の題材なので、そのまま進めてください。

入力欄の左のプラスを押して開いたメニュー
画像とファイルのアップロードを押すと、ファイルを選ぶ画面が開きます。

依頼文の送り方

  1. このガイドの黒い枠の右上にあるコピーを押します。
  2. Copilot Chatの入力欄に貼り付けます。
  3. 色の付いた<ここに…>の箇所があれば、自分の内容に書き換えます。
  4. 入力欄の右下の送信ボタンを押します。

入力欄でEnterキーを押すと、その時点で送信されます。依頼文の途中で改行するときは、Shiftキーを押しながらEnterキーを押してください。

1-1_RFP抜粋.docxを添付し、依頼文1-1を入力欄に貼ったところ
依頼文を貼ったら、入力欄の右下の送信ボタンを押します。

添付できないときの貼り付け

会社の設定でファイルを添付できないときは、同じ名前のtxtの全文を、依頼文の下に貼り付けて送ります。依頼文の「添付した」は、書き換えずにそのまま送ってください。依頼文の下にファイル名の行と全文があれば、Copilot Chatはその全文を添付したファイルとして読みます。

  1. 添付するdocxと同じフォルダにある同じ名前のtxtを、Windowsはメモ帳で、Macはテキストエディットで開きます。
  2. Ctrlキーを押しながらAキーを押し、全文を選びます。Macでは、Ctrlキーの代わりにcommandキーを使います。
  3. Ctrlキーを押しながらCキーを押し、全文をコピーします。
  4. Copilot Chatの入力欄に、依頼文を貼ります。
  5. 依頼文の最後で、Shiftキーを押しながらEnterキーを2回押します。
  6. ファイル名を1行書き、Shiftキーを押しながらEnterキーを押します。
  7. コピーしたtxtの全文を貼り、送信ボタンを押します。

演習1-3では、2つのtxtを続けて貼ります。依頼文は、ファイル名で2つの文書を呼び分けています。1つ目の全文のあとに改行を2つ入れ、「1-3_RFP該当章抜粋」のファイル名の行と2つ目の全文を続けてください。

依頼文1-1の下に、ファイル名の行と1-1_RFP抜粋.txtの全文を貼った入力欄
依頼文の最後の行の下に、ファイル名の行と全文が続いていれば送れます。
04

演習1-1 曖昧語を拾う

[20min]個人演習

ねらい

曖昧語を自分の目で先に拾ってから、Copilot Chatの出力と突き合わせます。人が先に拾っておくと、Copilot Chatが拾い損ねた語と、拾いすぎた語が分かります。

題材の状況

1-1_RFP抜粋.docxは、サンプル倉庫物流株式会社(架空)が在庫照会システムの刷新で出したRFPの抜粋です。第3章と5.1から5.5を抜き出した、A4で2ページ、約900字の文書になっています。曖昧語は12か所に入れてあり、そのうち2か所は曖昧語10のリストにない語です。

自分で考える部分

STEP1で、Copilot Chatを開かずに抜粋を読み、曖昧語に印を付けます。手がかりにするのは、記入シートに載せてある次の曖昧語10のリストです。

曖昧語10のリスト適宜、等、必要に応じて、柔軟に、原則として、可能な限り、速やかに、使いやすい、大量の、リアルタイムで

リストにない語でも、意味が1つに決まらない語を見つけたら書いてください。

できあがりの目安

  • 必須STEP1で自分が拾った曖昧語が、6か所以上ある
  • 目標自分が拾った曖昧語が、10か所以上ある
「1-1 曖昧語」シートの30行目から32行目に、3つの数が出たところ
30行目から32行目に3つの数が出ていれば、突き合わせまで済んでいます。

使うファイルと作るファイル

区分ファイル使い方
使う02_演習1-1_曖昧語を拾う/1-1_RFP抜粋.docxSTEP1で読み、STEP2でCopilot Chatに添付します
使う02_演習1-1_曖昧語を拾う/1-1_RFP抜粋.txt添付できないときに、全文を依頼文の下に貼ります
作る01_記入シート/記入シート_講座1.xlsx「1-1 曖昧語」シートに、拾った語とCopilot Chatが拾ったかどうかを書きます

「1-1 曖昧語」シートの列と、書き込むSTEPは次のとおりです。

列列名書くことSTEP
Bどの語か拾った語を1行に1つ1、3
Cどの文にあったか語を含む1文1、3
D自分は拾ったか「拾った」「拾っていない」から選ぶ1、3
ECopilot Chatは拾ったか「拾った」「拾っていない」から選ぶ3
F確認するなら何を聞くか確認質問4
自分の目で拾う→Copilot Chatに拾わせる→突き合わせて数える

STEP1 自分の目で拾う曖昧語 AIを開かない [6min]

Copilot Chatを開く前に、自分の目で曖昧語を拾います。先に拾っておくと、STEP3でCopilot Chatの出力と比べられます。

  1. 02_演習1-1_曖昧語を拾うフォルダの1-1_RFP抜粋.docxをWordで開きます。
  2. 記入シートで「1-1 曖昧語」シートを選びます。
  3. シートの上にある曖昧語10のリストを読みます。
  4. 抜粋を第3章から順に読み、リストにある語を探します。
  5. 見つけた語を、11行目から下の「どの語か」の列に1行に1つずつ書きます。
  6. その語を含む1文を、「どの文にあったか」の列に写します。
  7. 「自分は拾ったか」の列で「拾った」を選びます。

リストにない語でも、意味が1つに決まらない語を見つけたら、同じように書いてください。Wordの蛍光ペンで印を付けたときは、保存せずに閉じます。STEP2では、配布したままのファイルを添付するためです。

記入シートの「1-1 曖昧語」シート。11行目から下に、自分で拾った語と文が書かれ、D列のドロップダウンが開いている
B列とC列に語と文を書き、D列のセルを選ぶと出る矢印から「拾った」を選びます。
ここまでできたら
  • 見つけた語が、記入シートに1行に1つずつ書いてある
  • 書いた行の「自分は拾ったか」が、すべて「拾った」になっている
手が止まったら開く

リストの10語は、Wordの検索で1つずつ探してもかまいません。Ctrlキーを押しながらFキーを押すと、検索の欄が開きます。

何分以内か、何件までかが書いていない語は、具体的に見えても曖昧語に入ります。1文字の語は読み流しやすいので、列挙の終わりも見てください。

うまくいかないとき

記入シートに書き込めません

画面の上に編集を有効にするが表示されていれば、押してください。ZIPを展開せずに中のファイルを開いたときも、書いた内容を保存できません。展開したフォルダから開き直してください。

Wordのファイルが開けません

同じフォルダにある1-1_RFP抜粋.txtを、メモ帳かテキストエディットで開いて読んでください。中身はdocxと同じです。

6分で最後まで読み終わりません

時間になったら、そこまでに拾った語でSTEP2に進んでください。読めなかった部分の語は、STEP3でCopilot Chatだけが拾った語として数えます。

STEP2 Copilot Chatに送る依頼文1-1 [3min]

新しいチャットで抜粋を添付し、依頼文1-1を送ります。依頼文には曖昧語10のリストを書き込んであり、該当した文を原文のまま引用するよう頼んでいます。リストにない語の行き先は、2つ目の表です。

  1. 左のメニューの新しいチャットを押します。
  2. 入力欄の左の+から画像とファイルのアップロードを押します。
  3. 02_演習1-1_曖昧語を拾うフォルダの1-1_RFP抜粋.docxを選んで開きます。
  4. 下の依頼文1-1のコピーを押します。
  5. 入力欄に貼り付けます。
  6. 送信ボタンを押します。
依頼文1-1 曖昧語の拾い出し
添付したファイル「1-1_RFP抜粋」から、曖昧な語を探してください。

守ること
・添付したファイルだけを根拠にしてください。Web検索の結果を使わないでください。
・見つからなければ「該当なし」と書き、推測で補わないでください。
・該当した文は、原文のまま一字一句変えずに引用してください。

探す語(曖昧語10)
適宜、等、必要に応じて、柔軟に、原則として、可能な限り、速やかに、使いやすい、大量の、リアルタイムで

出力
1つ目の表に、上の10語が出てくる箇所を1か所1行で書いてください。同じ語が2か所にあれば2行にしてください。
列は「番号」「語」「章の番号」「該当した文(原文のまま)」「顧客に確かめるなら何を聞くか」の5つです。

2つ目の表に、上の10語にはないが、意味が1つに決まらない語を書いてください。
列は「番号」「語」「章の番号」「該当した文(原文のまま)」「何が決まらないか」の5つです。

最後に、1つ目の表と2つ目の表の行数を書いてください。
1-1_RFP抜粋.docxを添付し、依頼文1-1を入力欄に貼ったところ
入力欄の上にファイル名が出ていることを確かめてから、送信ボタンを押します。
依頼文1-1に対してCopilot Chatが出した2つの表と、表の行数
1つ目の表の見出しの行と、最後に書かれた2つの表の行数を見ます。
ここまでできたら
  • 1つ目の表に、曖昧語10の語が出てくる箇所が1か所1行で並んでいる
  • 2つ目の表と、2つの表の行数が出ている

うまくいかないとき

ファイルを添付できません

02_演習1-1_曖昧語を拾うフォルダの1-1_RFP抜粋.txtの全文を、依頼文の下に貼って送ってください。手順は、始める前の準備の「添付できないときの貼り付け」にあります。

依頼文の途中で送信されてしまいました

入力欄でEnterキーを押すと、その時点で送信されます。新しいチャットを開いてファイルを添付し直し、依頼文を全部貼ってから送ってください。

出力が途中で止まりました

同じチャットで「続けてください。」と送ってください。止まったままのときは、新しいチャットで添付からやり直します。

STEP3 記入シートでの突き合わせ [4min]

自分の印とCopilot Chatの出力を、記入シートの上で突き合わせます。両方が拾った数と、片方だけが拾った数は、シートの30行目から32行目に自動で出ます。

  1. Copilot Chatの1つ目の表と2つ目の表を、上の行から順に読みます。
  2. 記入シートにすでにある語なら、その行の「Copilot Chatは拾ったか」で「拾った」を選びます。
  3. 記入シートにない語なら、空いている行に語と文を書き、「自分は拾ったか」で「拾っていない」を選びます。
  4. その行の「Copilot Chatは拾ったか」で「拾った」を選びます。
  5. Copilot Chatの表に出てこなかった自分の語は、「Copilot Chatは拾ったか」で「拾っていない」を選びます。
  6. 30行目から32行目の両方が拾った数、自分だけが拾った数、Copilot Chatだけが拾った数を読みます。
「1-1 曖昧語」シートの30行目から32行目に、両方が拾った数、自分だけが拾った数、Copilot Chatだけが拾った数が出たところ
D30からD32に3つの数が出ていれば、突き合わせは済んでいます。
ここまでできたら
  • 書いたすべての行で、2つの「拾ったか」の列が選んである
  • 30行目から32行目に、3つの数が出ている

うまくいかないとき

1つ目の表に「等」がなく、表の外に書かれています

講師が11月7日に試したときも、Copilot Chatは「等」を表の下に注記してから、10行目として表に足しました。語と文が出力のどこかに書かれていれば、「Copilot Chatは拾ったか」で「拾った」を選んでください。出力のどこにもなければ「拾っていない」を選びます。

2つ目の表の行数が、講師の画面と違います

リストにない語のうち、どれを意味が1つに決まらない語と見るかは、送るたびに変わります。講師が試したときは2つ目の表が5行で、「一覧の先頭」「荷主の要望」「下限」の3つも入りました。行数が違っても、表に出た語をそのまま記入シートに写してください。

引用された文が長く、前後の文までつながっています

Copilot Chatは、語を含む文の前後までつなげて引用することがあります。記入シートの「どの文にあったか」には、語を含む1文だけを写してください。

4分で写しきれません

語だけを先に「どの語か」の列に書き、2つの「拾ったか」を選んでください。「どの文にあったか」は、答え合わせのあとに埋めてもかまいません。

ここまでが必須です

STEP1からSTEP3が終われば、この演習の必須は済んでいます。ここから先は発展なので、時間が残った方と、研修のあとに続ける方が進めてください。

STEP4 曖昧語から作る確認質問 AIを開かない 発展

拾った曖昧語を1つ選び、顧客がはいかいいえ、または数値で答えられる確認質問に直します。記入シートの10行目の記入例では、「適切に」を「障害の一次連絡は、発生から何分以内に必要ですか。」に直しています。

Copilot Chatの1つ目の表の右端には、「顧客に確かめるなら何を聞くか」の列があります。この列を見る前に、自分で質問を書いてください。書き終えてから右端の列と比べると、自分の質問に足りない単位や条件が見つかります。

  1. 記入シートから、見積に影響しそうな曖昧語を1つ選びます。
  2. Copilot Chatの表の右端の列を見ずに、その行の「確認するなら何を聞くか」の列に確認質問を書きます。
  3. 書いた質問を読み返し、はいかいいえ、または数値と単位で答えられるかを確かめます。
  4. Copilot Chatの1つ目の表で同じ語の行を探し、右端の列の質問と自分の質問を比べます。
「1-1 曖昧語」シートで、1つの行のF列に確認質問を書いたところ
F列の「確認するなら何を聞くか」に、単位の入った質問を書きます。
ここまでできたら
  • 質問に分や件や年のような単位が入っているか、はいかいいえで答えられる形になっている
  • 自分の質問を書いてから、Copilot Chatの表の右端の列と比べた

うまくいかないとき

はいかいいえで答えられる形になりません

「どのくらい」や「どう」を、「何分以内」や「何件まで」に置き換えてください。数値が決まらない語なら、1つの案を示して「〜でよいですか」と聞く形にします。

追加で考えること

Copilot Chatだけが拾った語を1つ選び、本当に顧客へ聞く必要があるかを考えてください。RFPのほかの文で意味が決まる語なら、聞かずに済みます。聞く必要があると考えた語は、STEP4と同じ形で確認質問に直してください。

答え合わせ

講師が答え合わせで画面に出す表と同じものです。答え合わせが終わってから開いてください。

演習1-1の正解と模範解答

抜粋の曖昧語は12か所です。曖昧語10のリストにある語が10か所で、残りの2か所はリストにない「概ね」と「十分な」です。

番号語リスト章該当した文確認するなら何を聞くか
1リアルタイムでリスト内3新システムでは、倉庫と営業所の利用者が、入出庫を反映した在庫数をリアルタイムで照会できるようにする。入出庫を登録してから何分以内に、照会画面の在庫数へ反映すればよいですか。
2速やかにリスト内3あわせて、荷主への在庫報告を速やかに出せるようにし、倉庫が受ける在庫の問い合わせを、2027年度末までに1日60件以下に減らす。荷主への在庫報告は、月末から何営業日以内に出せばよいですか。
3概ねリスト外5.1検索の条件は、現行の照会画面と概ね同じとする。現行の検索条件のうち、新システムで外してよい条件はありますか。
4大量のリスト内5.1大量の検索結果が出る場合は、画面を分けて表示すること。検索結果が何件を超えたら、画面を分けて表示しますか。
5使いやすいリスト内5.1照会画面は、倉庫と営業所の利用者にとって使いやすい構成とすること。初めての利用者が、何分以内に在庫を検索できればよいですか。
6柔軟にリスト内5.2不足と判定する基準は、荷主ごとの契約の内容に合わせて柔軟に変えられること。不足の基準は、荷主ごとに何種類ありますか。基準を変えるのは誰ですか。
7十分なリスト外5.2引当可能数は、出荷の判断に十分な精度で表示すること。引当可能数は、何分前の時点の数まで許されますか。
8原則としてリスト内5.3荷主別在庫報告書は、原則として毎月末日の在庫を集計し、翌営業日の正午までに出力できること。毎月末日以外の日で集計するのは、どんな場合ですか。
9適宜リスト内5.3帳票の様式は、荷主の要望を踏まえて適宜見直す。帳票の様式は、年に何回まで見直しますか。見直しの費用はどちらが持ちますか。
10等リスト内5.4情報システム部の担当者は、品目、荷主、倉庫、ロケーション等のマスタを登録し、変更できること。マスタは、品目、荷主、倉庫、ロケーションのほかに何がありますか。
11可能な限りリスト内5.4マスタの変更履歴は、可能な限り残すこと。マスタの変更履歴は、何年分を残せばよいですか。
12必要に応じてリスト内5.5引当可能数が品目ごとに決めた下限を下回ったときは、必要に応じて、その品目を受け持つ営業担当へメールで知らせること。メールで知らせるかどうかは、誰がどの基準で決めますか。

「等」と「柔軟に」は、読み流しやすい位置に置いた2語です。「等」はロケーションの後ろに付いた1文字で、マスタの列挙に紛れています。「柔軟に」は文の後半にあり、文として自然に読めるので、曖昧語として拾われにくい位置です。講師が11月7日と11月8日に試したときは、Copilot Chatは2回とも2語を拾いました。ただし11月7日は「等」を最初は表に入れず、表の下に注記してから10行目として足しました。

「リアルタイムで」は、入出庫を何分以内に反映するかが書いていないので、曖昧語に入ります。反映の間隔が1分か15分か1時間かで、性能の目標と、倉庫管理システムとの連携の作りが変わってきます。

05

演習1-2 非機能6項目と確認質問

29秒の動画で見る:要件をAIと詰める

[25min]個人演習

ねらい

RFPに書かれていない非機能を見つけ、見積の前に顧客へ聞く確認質問に変えます。非機能要件は、画面や帳票のような機能のほかにシステムが満たす条件で、稼働する時間や応答の速さがその例です。

題材の状況

1-2_RFP本編.docxは、演習1-1と同じRFPの本編で、A4で6ページあります。第1章から第9章までがそろっており、非機能6項目には、書いてある項目と書いていない項目が混ざっています。

自分で考える部分

STEP1で、6項目それぞれがRFPに書いてあるかを、本文を読む前に予想します。STEP4では、記入シートに並んだ確認質問の候補10個から、見積に効く3つを選びます。

できあがりの目安

  • 6項目すべてで、「RFPに書いてあるか」と「どこに書いてあったか」が埋まっている
  • 「書いていない」か「読み取れない」と判定した項目に、原文の引用か「該当なし」が付いている
  • 確認質問が3つ選ばれ、はいかいいえか、数値で答えられる形に直してある
「1-2 非機能」シートで、選んだ3つの確認質問の行に、直した質問と見積への影響が入ったところ
選んだ3つの行の「直すとどう聞くか」と「見積のどこが動くか」が埋まっていれば、できあがりです。

使うファイルと作るファイル

区分ファイル使い方
使う03_演習1-2_非機能6項目と確認質問/1-2_RFP本編.docxSTEP1で目次と見出しを読み、STEP2で添付します
使う03_演習1-2_非機能6項目と確認質問/1-2_RFP本編.txt添付できないときに、全文を依頼文の下に貼ります
作る01_記入シート/記入シート_講座1.xlsx「1-2 非機能」シートに、6項目の予想と判定、選んだ3つの確認質問を書きます

「1-2 非機能」シートの列と、書き込むSTEPは次のとおりです。上の6項目の表と、下の確認質問の候補10個の表に分かれています。

列列名書くことSTEP
C読む前の予想はどれか「書いてある」「書いていない」「読み取れない」から選ぶ1
DRFPに書いてあるか「書いてある」「書いていない」「読み取れない」から選ぶ3
Eどこに書いてあったか章の番号と原文の引用、または「該当なし」3
F予想と違ったか「同じ」「違った」から選ぶ3
G顧客に何を聞くか追加で考えることへの自分の答え3のあと
C選ぶ(3つ)3つの行で「選ぶ」を選ぶ4
D直すとどう聞くかCopilot Chatが直した質問4
F見積のどこが動くか答えで見積のどこが変わるか4、5
見出しから予想する→Copilot Chatに判定させる→予想と比べる→3つ選んで直させる

STEP1 見出しから立てる6項目の予想 AIを開かない [3min]

本文を読む前に、目次と章の見出しだけを見て、6項目がRFPに書いてあるかを予想します。予想を先に書いておくと、STEP3で外れた項目がはっきりします。

項目何を決める項目か
可用性システムを使える時間帯と、止まらずに動き続ける度合いを決める項目です。
性能・拡張性画面の応答の速さと処理できる量、利用が増えたときの備えを決める項目です。
運用・保守性稼働後の監視と保守の体制、対応する時間帯、障害が起きたときの連絡を決める項目です。
移行性現行システムから切り替える方式と時期、業務を止めてよい時間、移すデータを決める項目です。
セキュリティ利用者の認証と権限、操作の記録、情報の保護を決める項目です。
システム環境サーバーとネットワークの構成と設置場所、利用者が使う端末を決める項目です。
判定の値意味
「書いてある」その項目の要求が、数値か具体的な条件で書いてある
「書いていない」その項目の要求が、どこにも書いていない
「読み取れない」その項目に触れた文はあるが、何を満たせばよいかが決まらない
  1. 03_演習1-2_非機能6項目と確認質問フォルダの1-2_RFP本編.docxをWordで開きます。
  2. 表示タブでナビゲーション ウィンドウに印を付けます。
  3. 左に並んだ章と節の見出しを、第1章から第9章まで読みます。
  4. 記入シートで「1-2 非機能」シートを選びます。
  5. 6項目の行ごとに、「読む前の予想はどれか」の列で3つの値のどれかを選びます。
1-2_RFP本編.docxをWordで開き、左のナビゲーション ウィンドウに章と節の見出しが並んだところ
左のナビゲーション ウィンドウに、章と節の見出しが並びます。見出しを押すと、その節へ移ります。写真はWord for the webの画面で、開くボタンの名前は「ナビゲーション」です。
ここまでできたら
  • 6項目すべてで、「読む前の予想はどれか」が選んである
手が止まったら開く

見出しに名前が出てこない項目は、ほかの章の文に混ざっているか、どこにも書かれていないかのどちらかです。予想なので、外れてもかまいません。

うまくいかないとき

「ナビゲーション ウィンドウ」が見つかりません

Word for the webでは、「表示」タブの「ナビゲーション」を押してください。どちらも見つからないときは、1ページ目の目次と、本文の太字の見出しをスクロールしながら読んでください。目次には第1章から第9章までの題が並んでいます。

3分で予想を決めきれません

迷った項目は、見出しに名前があるかないかだけで決めて進めてください。予想が外れた項目には、STEP3で印が付きます。

STEP2 Copilot Chatに送る依頼文1-2 [4min]

新しいチャットでRFP本編を添付し、依頼文1-2を送ります。依頼文には6項目の説明と3つの値を書き込んであり、見つからない項目には「該当なし」と書かせます。このチャットはSTEP4でも使うので、閉じずに残してください。

  1. 左のメニューの新しいチャットを押します。
  2. 入力欄の左の+から画像とファイルのアップロードを押します。
  3. 03_演習1-2_非機能6項目と確認質問フォルダの1-2_RFP本編.docxを選んで開きます。
  4. 下の依頼文1-2のコピーを押します。
  5. 入力欄に貼り付けます。
  6. 送信ボタンを押します。
依頼文1-2 非機能6項目の判定
添付したファイル「1-2_RFP本編」を読み、非機能6項目がRFPに書いてあるかを判定してください。

守ること
・添付したファイルだけを根拠にしてください。Web検索の結果を使わないでください。
・見つからなければ「該当なし」と書き、推測で補わないでください。
・引用は、原文のまま一字一句変えずに書いてください。

判定に使う3つの値
・書いてある:その項目の要求が、数値か具体的な条件で書いてある
・書いていない:その項目の要求が、どこにも書いていない
・読み取れない:その項目に触れた文はあるが、何を満たせばよいかが決まらない

非機能6項目
1. 可用性:システムを使える時間帯と、止まらずに動き続ける度合いを決める項目です。
2. 性能・拡張性:画面の応答の速さと処理できる量、利用が増えたときの備えを決める項目です。
3. 運用・保守性:稼働後の監視と保守の体制、対応する時間帯、障害が起きたときの連絡を決める項目です。
4. 移行性:現行システムから切り替える方式と時期、業務を止めてよい時間、移すデータを決める項目です。
5. セキュリティ:利用者の認証と権限、操作の記録、情報の保護を決める項目です。
6. システム環境:サーバーとネットワークの構成と設置場所、利用者が使う端末を決める項目です。

出力
6項目を6行の表にしてください。
列は「項目」「判定」「章の番号」「原文の引用」「そう判定した理由(1文)」の5つです。
判定が「書いていない」の行は、原文の引用の欄に「該当なし」と書いてください。
1-2_RFP本編.docxを添付し、依頼文1-2を入力欄に貼ったところ
入力欄の上にファイル名が出ていることを確かめてから、送信ボタンを押します。
依頼文1-2に対してCopilot Chatが出した6行の表
6項目が6行の表になり、「判定」の列に3つの値のどれかが入っているかを見ます。
ここまでできたら
  • 6項目が6行の表になり、どの行にも判定と章の番号がある
  • 判定が「書いていない」の行は、引用の欄が「該当なし」になっている

うまくいかないとき

ファイルを添付できません

03_演習1-2_非機能6項目と確認質問フォルダの1-2_RFP本編.txtの全文を、依頼文の下に貼って送ってください。手順は、始める前の準備の「添付できないときの貼り付け」にあります。

表が6行になっていません

同じチャットで「6項目を6行の表にしてください。」と送ってください。

STEP3 Copilot Chatの判定と予想の違い [4min]

Copilot Chatの判定と引用を記入シートに写し、STEP1の予想と違った行に印を付けます。

  1. 6項目の行ごとに、Copilot Chatの判定を「RFPに書いてあるか」の列で選びます。
  2. Copilot Chatが挙げた章の番号と原文の引用を、「どこに書いてあったか」の列に写します。
  3. 判定が「書いていない」の行は、「どこに書いてあったか」に「該当なし」と書きます。
  4. 予想と判定を見比べ、「予想と違ったか」の列で「同じ」か「違った」を選びます。
「1-2 非機能」シートで、6項目の行のC列からF列までが埋まったところ
F列の「予想と違ったか」で「違った」になった行が、予想の外れた項目です。
ここまでできたら
  • 6行とも、「RFPに書いてあるか」「どこに書いてあったか」「予想と違ったか」の3つの列が埋まっている

うまくいかないとき

Copilot Chatの判定に納得できません

STEP1の判定の値の表を読み直し、引用された原文が、何を満たせばよいかまで決めているかを確かめてください。触れているだけで、何を満たせばよいかが決まらない文の判定は「読み取れない」です。

記入シートにはCopilot Chatの判定を写し、自分の考えは「顧客に何を聞くか」の列に書いておきます。どちらが合っているかは、答え合わせで確かめられます。

引用が長く、セルに収まりません

章の番号と、引用の書き出しだけを書けば足ります。

STEP4 候補から選ぶ3つの確認質問 [6min]

記入シートに並んだ確認質問の候補10個から、見積に効く3つを選びます。選んだ3つを依頼文1-2bに貼り、STEP2と同じチャットで送ると、Copilot Chatが顧客の答えやすい形に直します。

  1. 記入シートの「確認質問の候補10個」の表を読みます。
  2. 見積に効くと考えた3つの行で、「選ぶ(3つ)」の列の「選ぶ」を選びます。
  3. 28行目の「選んだ数(3になるまで選んでください)」の右が3になっていることを確かめます。
  4. 下の依頼文1-2bのコピーを押します。
  5. STEP2と同じチャットの入力欄に貼ります。
  6. 3か所の<ここに…>を、記入シートで選んだ3つの候補の文に書き換えます。
  7. 送信ボタンを押します。
  8. Copilot Chatが直した質問を、記入シートの「直すとどう聞くか」の列に写します。
  9. Copilot Chatの表の「答えで見積のどこが変わるか」を、記入シートの「見積のどこが動くか」の列に写します。
確認質問の候補10個の表で、3つの行に「選ぶ」が入り、選んだ数が3になったところ
C列の3つのセルで「選ぶ」を選ぶと、C28に3と出ます。
依頼文1-2b 確認質問の書き直し<ここに…>の3か所を書き換えてから送る
記入シートで選んだ3つの確認質問を、顧客が「はい」か「いいえ」か、数値で答えられる形に直してください。

守ること
・このチャットで添付したファイル「1-2_RFP本編」だけを根拠にしてください。Web検索の結果を使わないでください。
・質問に関係する記述がRFPに見つからなければ、章の番号の欄に「該当なし」と書き、推測で補わないでください。
・1つの質問で2つのことを聞いているときは、2つの質問に分けてください。
・RFPにすでに答えが書いてある質問は直さずに、その章の番号と原文を書いてください。

確認質問(記入シートから3つを貼ってください)
1. <ここに選んだ1つ目の候補を貼る>
2. <ここに選んだ2つ目の候補を貼る>
3. <ここに選んだ3つ目の候補を貼る>

出力
次の列の表にしてください。
列は「番号」「元の質問」「関係するRFPの章の番号」「直した質問」「答え方(はい・いいえ、または数値と単位)」「答えで見積のどこが変わるか(1文)」の6つです。
依頼文1-2と同じチャットに、選んだ3つの候補を入れた依頼文1-2bを貼ったところ
1.から3.の行に、選んだ候補の文が入っていることを確かめてから送ります。
依頼文1-2bに対してCopilot Chatが出した表。直した質問と、答えで見積のどこが変わるかの列を枠で囲んだ
直した質問と、答えで見積のどこが変わるかの2列を、記入シートに写します。
ここまでできたら
  • Copilot Chatの表に、選んだ3つの質問が直した形で並んでいる
  • 直した質問が、はいかいいえか、数値で答えられる形になっている
手が止まったら開く

見積に効く質問は、RFPに書いていないか読み取れない項目を聞き、答えによって工数か費用が大きく変わる質問です。RFPにすでに答えが書いてある候補と、工数をほとんど動かさない候補は外します。

うまくいかないとき

3つ選んだのに、表が4行から6行になりました

依頼文1-2bは、1つの質問で2つのことを聞いている候補を、2つの質問に分けるよう頼んでいます。講師が11月8日に試したときは、選んだ3つのうち1つが2問に分かれ、表は4行になりました。分かれた2問は、記入シートの同じ行の「直すとどう聞くか」に続けて書いてください。

「RFPに記載済みのため質問不要」と返ってきました

選んだ候補の答えが、RFPにすでに書いてあります。Copilot Chatが示した章を、RFP本編で開いて確かめてください。

確かめたら、記入シートでその候補の「選ぶ」のセルを選び、Deleteキーで消します。残りの候補から1つ選び直し、依頼文1-2bの1.だけに貼って、2.と3.の行を消してから同じチャットで送ります。

STEP2のチャットが見つかりません

左のメニューの「チャット」の一覧に、これまでの会話が並んでいます。依頼文1-2を送った会話を押すと、続きから送れます。

講師が、STEP4を画面で見せる形に切り替えました

時間が押したときは、講師がSTEP4を画面で実演します。講師の実演を見る前に、記入シートで自分で3つの候補を選び、「選ぶ」を付けてください。選び終えてから講師の画面を見て、自分の3つと比べます。依頼文1-2bは、研修のあとにこの節から送れます。

ここまでが必須です

STEP1からSTEP4が終われば、この演習の必須は済んでいます。ここから先は発展なので、時間が残った方と、研修のあとに続ける方が進めてください。

STEP5 選ばなかった候補の見積への影響 AIを開かない 発展

選ばなかった7つの候補から1つを足し、その質問の答えで見積のどこが動くかを1行で書きます。STEP4の3つと並べると、見積に効くかどうかを何で決めたかを確かめられます。

  1. 「選ぶ」を付けなかった候補から、1つを選びます。「選ぶ(3つ)」の列は変えません。
  2. その行の「見積のどこが動くか」の列に、答えによって見積のどの項目が変わるかを1行で書きます。
  3. 見積がほとんど動かないと考えたときは、その理由を1行で書きます。
選ばなかった候補の1行のF列に、見積のどこが動くかを書いたところ
F列の「見積のどこが動くか」に1行を書きます。C列の「選ぶ」は付けません。
ここまでできたら
  • 足した1つの候補に、見積のどこが動くか、または動かない理由が1行で書いてある

追加で考えること

「読み取れない」と判定した項目について、顧客がその1文をどう読んでいるかを考えてください。考えたことは、6項目の表の「顧客に何を聞くか」の列に書きます。

答え合わせ

講師が答え合わせで画面に出す表と同じものです。答え合わせが終わってから開いてください。

演習1-2の正解と模範解答

可用性と性能・拡張性は、数値で書いてあるので「書いてある」です。セキュリティと移行性は、触れた文が1つずつあるものの、何を満たせばよいかが決まりません。このため「読み取れない」に入ります。運用・保守性とシステム環境の2項目は「書いていない」が正解です。

項目正解章原文の引用判定の理由
可用性書いてある6.1「新システムの運用時間は、毎日6時から23時までとする。」、「運用時間内の稼働率は、計画停止を除いて99.5%以上とする。」運用時間と稼働率が数値で書いてある。
性能・拡張性書いてある6.2「照会画面の応答時間は、検索の実行から結果の表示まで3秒以内とする。」、「帳票は、1つの帳票につき30秒以内に出力を終えること。」応答時間と帳票の出力時間、同時に利用する人数が数値で書いてある。拡張性の記述はない。
運用・保守性書いていない該当なし該当なし稼働後の監視、保守の時間帯、障害時の連絡はどこにも書いていない。
移行性読み取れない1.2「現行システムからの移行方式は、別途協議とする。」移行に触れた文は1.2の1つだけで、方式がまだ決まっていないことを示している。止めてよい時間も移すデータも決まらない。
セキュリティ読み取れない6.3「適切なセキュリティ対策を講じること。」触れた文は1つあるが、何をすれば「適切」なのかが決まらない。
システム環境書いていない該当なし該当なし2.2に現行のサーバーと専用回線の事実はあるが、新システムの環境への要求ではない。

移行性の1.2「現行システムからの移行方式は、別途協議とする。」は、移行に触れた文です。方式がまだ決まっておらず、止めてよい時間も移すデータも書いていないため、何を満たせばよいかが決まりません。講師が11月7日に試したときは、Copilot Chatがこの文を引いて「書いていない」と判定しました。11月8日は「読み取れない」でした。システム環境で2.2の現行のサーバーと専用回線を引く出力は、新システムへの要求ではないので「書いていない」に入ります。

セキュリティの1文の「適切」は、社内のセキュリティ規程に従うことを指しているかもしれません。その場合は、パスワードの文字数のような設定値より、従う規程の名前を聞くほうが見積に効きます。

確認質問の候補のうち、見積に効くのは2と5と9の3つです。3つとも、RFPに書いていないか読み取れない項目を聞いており、答えによって工数か費用の桁が変わります。

番号候補選ぶ理由直した質問の例
2現行システムから切り替えるとき、倉庫と営業所の業務をどのくらい止められますか。移行性は、1.2が「別途協議」とするだけで読み取れない。止めてよい時間が数時間か2日かで、移行の方式とリハーサルの回数が変わり、移行の工数が大きく動く。別途協議の中身も、この答えで決まる。切り替えのために、倉庫と営業所の業務を止めてよい時間は最大何時間ですか。
5稼働後の保守の対応時間帯と、障害が起きたときの連絡体制をどうしますか。運用・保守性はRFPに書いていない。平日の日中だけか24時間かで、保守の体制と年間の費用が大きく変わる。2つの倉庫が24時間体制で動いているため、夜間の対応を求められることも考えておく。稼働後の保守は、平日の9時から18時までの対応でよいですか。障害の一次連絡は、発生から何分以内に必要ですか。
9新システムでも、既存のサーバー室と各倉庫との専用回線を使い続けますか。システム環境はRFPに書いていない。2.2のとおりサーバーは2027年12月にサポートが終わり、専用回線は2029年3月まで契約がある。使い続けるかどうかで、基盤の構築費と回線の工事費が変わり、営業所のつなぎ方も決まる。新システムでも、各倉庫との専用回線を使い続けますか。新システムのサーバーは、本社のサーバー室に置きますか。
番号候補選ばない理由
1新システムの運用時間は、何時から何時までですか。6.1に「毎日6時から23時まで」と書いてあり、聞く必要がない。
3照会画面の応答時間は、何秒以内を目標にしますか。6.2に「3秒以内」と書いてあり、聞く必要がない。
4照会画面の色とロゴは、どうしますか。画面の設計で決めればよく、見積の工数をほとんど動かさない。
6帳票の出力形式は、何にしますか。5.3に「PDFとCSVとする」と書いてあり、聞く必要がない。
7提案の説明会には、何名まで参加できますか。提案の手続きの質問で、見積には関係しない。
8パスワードは、何文字以上にしますか。セキュリティは読み取れない項目だが、パスワードの文字数は設定値で、開発の規模を動かさない。聞くなら、従う社内規程の名前を聞く。
10利用者向けの操作マニュアルは、どの形式で渡しますか。形式を変えても工数はほとんど変わらない。
06

演習1-3 下書きの根拠確認

26秒の動画で見る:出典つきの答え

[30min]個人演習

ねらい

AIが書いた要件定義書の下書きを、RFPの原文に当てて、採るか捨てるかを決めます。Copilot Chatが引用を付けた項目も、下書きと原文が同じ意味かを自分で確かめます。

題材の状況

1-3_要件定義書下書き.docxは、提案チームが生成AIで作った要件定義書の下書きです。A4で2ページに、8項目が入っています。8項目のうち3項目はRFPに根拠がなく、1項目はRFPの原文と違う意味に書き換えてあります。1-3_RFP該当章抜粋.docxは、RFP本編から下書きに関係する章だけを抜き出した、A4で2ページの文書です。

自分で考える部分

STEP1で、8項目それぞれに「根拠がありそう」か「怪しい」かの見立てを付けます。STEP4では、根拠がない項目を「捨てる」か「顧客に確認する」かを選びます。

できあがりの目安

  • 必須根拠のない項目を、2つ以上見つけている
  • 目標根拠のない3項目と、書き換えられた1項目を、すべて見つけている
「1-3 根拠確認」シートで、8項目のすべてに採否が入ったところ
F列の「採るか、捨てるか、確認するか」が8行とも埋まっていれば、できあがりです。

使うファイルと作るファイル

区分ファイル使い方
使う04_演習1-3_下書きの根拠確認/1-3_要件定義書下書き.docxSTEP2で添付します。8項目の文は、記入シートにも写してあります
使う04_演習1-3_下書きの根拠確認/1-3_RFP該当章抜粋.docxSTEP2で添付し、STEP5で原文を探します
使う04_演習1-3_下書きの根拠確認/1-3_要件定義書下書き.txt添付できないときに、もう1つのtxtと続けて依頼文の下に貼ります
使う04_演習1-3_下書きの根拠確認/1-3_RFP該当章抜粋.txt添付できないときに、もう1つのtxtと続けて依頼文の下に貼ります
作る01_記入シート/記入シート_講座1.xlsx「1-3 根拠確認」シートに、見立てと原文の場所、採否を書きます

「1-3 根拠確認」シートの列と、書き込むSTEPは次のとおりです。

列列名書くことSTEP
C自分の見立てはどちらか「根拠がありそう」「怪しい」から選ぶ1
DRFPのどこに書いてあったか章の番号と原文、または「該当なし」3
E下書きと原文は同じ意味か「同じ」「違う」「該当なし」から選ぶ3
F採るか、捨てるか、確認するか「採る」「捨てる」「顧客に確認する」から選ぶ4
Gそう決めた理由(1行)採否の理由を1行4、5
8項目に見立てを付ける→原文を引かせる→意味のずれに印を付ける→採否を決める

STEP1 8項目に付ける見立て AIを開かない [4min]

Copilot Chatを開く前に、下書きの8項目がRFPに書いてありそうかを見立てます。演習1-1と1-2で読んだRFPを思い出しながら判断してかまいません。

  1. 記入シートで「1-3 根拠確認」シートを選びます。
  2. 「下書きの項目」の列で、8項目の文を読みます。
  3. 項目ごとに、「自分の見立てはどちらか」の列で「根拠がありそう」か「怪しい」を選びます。

「下書きの項目」の列の文は、1-3_要件定義書下書き.docxと同じです。Wordで読みたいときは、04_演習1-3_下書きの根拠確認フォルダのdocxを開いてもかまいません。

「1-3 根拠確認」シートのC列で、8項目に見立てを選んでいるところ
C列のセルを選ぶと出る矢印から、「根拠がありそう」か「怪しい」を選びます。
ここまでできたら
  • 8行すべてで、「自分の見立てはどちらか」が選んである
手が止まったら開く

数値まで書いてある項目でも、RFPに根拠があるとは限りません。演習1-2で読んだRFPの第6章と第7章に、何が書いてあったかを思い出してください。

うまくいかないとき

どちらか決められない項目があります

迷った項目は「怪しい」を選んで進めてください。STEP3で、原文と照らして確かめ直します。

STEP2 Copilot Chatに送る依頼文1-3 [4min]

新しいチャットで2つのファイルを添付し、依頼文1-3を送ります。Copilot Chatには、各項目に当たる原文を一字一句そのまま引用させ、見つからなければ「該当なし」と書かせます。

  1. 左のメニューの新しいチャットを押します。
  2. 入力欄の左の+から画像とファイルのアップロードを押し、04_演習1-3_下書きの根拠確認フォルダの1-3_要件定義書下書き.docxを選びます。
  3. もう一度+から画像とファイルのアップロードを押し、同じフォルダの1-3_RFP該当章抜粋.docxを選びます。
  4. 入力欄の上に、2つのファイル名が並んでいることを確かめます。
  5. 下の依頼文1-3のコピーを押します。
  6. 入力欄に貼り付けます。
  7. 送信ボタンを押します。
依頼文1-3 下書きの根拠確認
添付した2つのファイルを使い、要件定義書の下書きの8項目に、RFPの根拠があるかを確かめてください。
「1-3_要件定義書下書き」が確かめる対象で、「1-3_RFP該当章抜粋」が根拠を探す原文です。

守ること
・添付したファイルだけを根拠にしてください。Web検索の結果を使わないでください。
・見つからなければ「該当なし」と書き、推測で補わないでください。
・根拠は、RFP該当章抜粋の文を一字一句そのまま引用してください。要約や言い換えはしないでください。

出力
8項目を8行の表にしてください。
列は「番号」「下書きの項目」「RFPの章の番号」「RFPの原文(一字一句そのまま)」「下書きと原文は同じ意味か(同じ、違う、該当なしのどれか)」「違う点(1文)」の6つです。
2つのファイルを添付し、依頼文1-3を入力欄に貼ったところ
入力欄の上に2つのファイル名が並んでいることを確かめてから送ります。
依頼文1-3に対してCopilot Chatが出した8行の表
「下書きと原文は同じ意味か」の列に、3つの値のどれかが入っているかを見ます。
ここまでできたら
  • 8項目が8行の表になっている
  • どの行にも、「同じ」「違う」「該当なし」のどれかが入っている

うまくいかないとき

ファイルを添付できません

始める前の準備にある「添付できないときの貼り付け」の手順で、04_演習1-3_下書きの根拠確認フォルダにある2つのtxtの全文を依頼文の下に貼ってください。それぞれの全文の前に、「1-3_要件定義書下書き」「1-3_RFP該当章抜粋」とファイル名を1行ずつ書きます。

1つ目のファイルしか添付されていません

2つ目のファイルは、もう一度+から添付します。2つのファイル名が入力欄の上に並んでから送ってください。

表が8行になっていません

同じチャットで「8項目を8行の表にしてください。」と送ってください。

STEP3 引用の転記と意味のずれ [6min]

Copilot Chatの引用を記入シートに写し、原文が下書きと同じ意味かを確かめます。Copilot Chatが引用を付けた項目でも、下書きと原文の意味が同じとは限りません。

  1. 8項目の行ごとに、Copilot Chatが挙げた章の番号と原文を、「RFPのどこに書いてあったか」の列に写します。
  2. Copilot Chatが「該当なし」とした行は、「RFPのどこに書いてあったか」に「該当なし」と書きます。
  3. 引用された原文と、下書きの文を読み比べます。
  4. 「下書きと原文は同じ意味か」の列で、「同じ」「違う」「該当なし」のどれかを選びます。

4つ目の操作は、引用と下書きを自分で読み比べた結果で選んでください。Copilot Chatの判定と違ってもかまいません。

「1-3 根拠確認」シートで、8行のD列とE列が埋まったところ
E列の「下書きと原文は同じ意味か」で、「違う」か「該当なし」になった行が、STEP4で扱う項目です。
ここまでできたら
  • 8行とも、「RFPのどこに書いてあったか」と「下書きと原文は同じ意味か」が埋まっている
  • Copilot Chatが「同じ」とした行も、引用と下書きを自分で読み比べた
手が止まったら開く

誰がどのデータをどの間隔で扱うかの3点で、引用と下書きを比べてください。言葉が似ていても、データの出どころが違えば同じ意味ではありません。

うまくいかないとき

引用が付いているのに、Copilot Chatの判定が「違う」になっています

Copilot Chatは、根拠のない項目にも、近い話題の別の章の文を引用することがあります。講師が11月7日に試したときは、8項目のうち2項目がそうなりました。引用が付いているかどうかでは決めずに、引用の中身と下書きの意味が同じかを自分で判定してください。

Copilot Chatが「同じ」とした項目が、自分には怪しく見えます

引用された原文を、下書きの文と1語ずつ比べてください。章と話題が合っていても、原文では決まっていないことを、下書きが決めてしまっている場合があります。そのときは「違う」を選びます。

6分で8項目を写しきれません

章の番号だけを先に写し、「下書きと原文は同じ意味か」を8行とも選んでください。原文の文は、答え合わせのあとに足せます。

STEP4 項目ごとの採否 AIを開かない [4min]

STEP3で「違う」か「該当なし」を選んだ項目ごとに、要件定義書から捨てるか、顧客に確認するかを決めます。「同じ」を選んだ項目はRFPに根拠があるので、採る扱いです。

  1. 「同じ」の行は、「採るか、捨てるか、確認するか」の列で「採る」を選びます。
  2. 「違う」か「該当なし」の行は、その項目を顧客に聞く必要があるかを考えます。
  3. 聞く必要があれば「顧客に確認する」を、なければ「捨てる」を選びます。
  4. 「そう決めた理由(1行)」の列に、選んだ理由を1行で書きます。
「1-3 根拠確認」シートで、F列の採否を8行とも選び、G列に理由を書いたところ
F列で採否を選び、「捨てる」か「顧客に確認する」にした行は、G列の「そう決めた理由(1行)」に理由を書きます。
ここまでできたら
  • 8行すべてで、「採るか、捨てるか、確認するか」が選んである
  • 「捨てる」か「顧客に確認する」を選んだ行に、理由が1行ずつ書いてある
手が止まったら開く

顧客に確認するのは、RFPのほかの記述とつながっていて、答えで見積や設計が変わる項目です。RFPのどこにも手がかりがない項目は、捨てる扱いにできます。

うまくいかないとき

「捨てる」か「顧客に確認する」か決められません

RFPに根拠がない項目は、どちらを選んでも、理由を1行書いてあれば正解です。

原文では決まっていないことを、下書きが決めてしまった項目は「顧客に確認する」を選びます。答え合わせで、講師が模範の扱いと理由を話します。

ここまでが必須です

STEP1からSTEP4が終われば、この演習の必須は済んでいます。ここから先は発展なので、時間が残った方と、研修のあとに続ける方が進めてください。

STEP5 原文で確かめる引用 AIを開かない 発展

「同じ」と判定した項目を1つ選び、RFPの原文を自分で開いて、Copilot Chatの引用が一字一句合っているかを確かめます。

  1. 04_演習1-3_下書きの根拠確認フォルダの1-3_RFP該当章抜粋.docxをWordで開きます。
  2. Ctrlキーを押しながらFキーを押し、検索の欄を開きます。Macでは、commandキーを押しながらFキーを押します。
  3. Copilot Chatの引用から10字ほどをコピーし、検索の欄に貼ります。
  4. 見つかった原文と、Copilot Chatの引用を1字ずつ見比べます。
  5. 違う箇所があれば、記入シートのその行のG列に書き足します。
1-3_RFP該当章抜粋.docxの検索の欄に引用の一部を貼り、本文の該当箇所が強調されたところ
検索の欄に引用の一部を貼ると、本文の同じ文字列が強調されます。強調された文と引用を見比べます。
ここまでできたら
  • 選んだ項目の引用が原文と一字一句同じか、違う箇所がどこかを確かめた

うまくいかないとき

検索しても原文が見つかりません

引用の一部が、原文と違う言葉に置き換わっている可能性があります。4字か5字に縮めて検索し直し、見つかった文と引用を見比べてください。原文にない言い回しがあれば、その引用は一字一句の引用になっていません。

追加で考えること

Copilot Chatが引用を付けた項目を1つ選び、その原文が本当に下書きと同じ意味かを考えてください。主語と対象と数値の3つが、下書きと原文でそろっているかを見ます。

答え合わせ

講師が答え合わせで画面に出す表と同じものです。答え合わせが終わってから開いてください。

演習1-3の正解と模範解答

RFPに根拠がある項目は、1と3と5と7の4つです。2と4と8の3項目は根拠がなく、6は1.2の「別途協議」を「一括移行とする」に書き換えています。記入シートのE列「下書きと原文は同じ意味か」では、1と3と5と7の正解が「同じ」で、6が「違う」です。2と4と8は「該当なし」が正解で、Copilot Chatが別の章の文を引用した回は「違う」も正解にします。

番号項目正解E列の正解章RFPの原文採否の模範正解にする採否
1在庫の検索根拠あり同じ5.1「利用者は、品目コード、品名、荷主、倉庫を条件に在庫を検索できること。」、「検索結果には、在庫数、引当済数、引当可能数を表示すること。」採る採る
2在庫数の更新根拠なし該当なし。引用が付いた回は「違う」も正解該当なし該当なし顧客に確認する顧客に確認する、捨てる
3引当不足の表示根拠あり同じ5.2「引当が不足する品目は、一覧の先頭にまとめて表示すること。」採る採る
4利用者の認証根拠なし該当なし。引用が付いた回は「違う」も正解該当なし該当なし顧客に確認する顧客に確認する、捨てる
5荷主別在庫報告書根拠あり同じ5.3「荷主別在庫報告書は、原則として毎月末日の在庫を集計し、翌営業日の正午までに出力できること。」採る採る
6移行方式書き換え違う1.2「現行システムからの移行方式は、別途協議とする。」顧客に確認する顧客に確認する
7照会画面の応答時間根拠あり同じ6.2「照会画面の応答時間は、検索の実行から結果の表示まで3秒以内とする。」採る採る
8スマートフォンでの照会根拠なし該当なし。引用が付いた回は「違う」も正解該当なし該当なし捨てる捨てる、顧客に確認する

項目2の「15分ごと」は、7.1の荷主の出荷予定の取り込みと同じ言い方です。下書きは倉庫管理システムから受け取る入出庫の実績の話で、7.2には「受け取ること」とあるだけです。入出庫の実績を取り込む間隔は、RFPのどこにも書いていません。

項目6は章も話題も合っているので、引用を見ただけでは誤りに気づけません。原文の「別途協議」は決まっていないことを書いており、下書きは「一括移行とする」と決めてしまっています。項目4には、6.3の「適切なセキュリティ対策を講じること。」が引かれることがあります。6.3は、シングルサインオンにも認証基盤にも触れていません。

2026年11月7日に講師が試したときは、項目2に7.2の文が、項目4に6.3の文が引用されました。判定はどちらも「違う」で、引用が付いているのを見て根拠ありと読むと、この2つを外します。11月8日は、2と4と8が「該当なし」、6が「違う」でした。

根拠のない項目の扱いは2つあります。項目2は「リアルタイムで」の中身を決める論点なので、模範は顧客に確認する扱いです。項目4は認証の方式の論点で、セキュリティの確認質問とまとめて聞きます。項目8はRFPのどこにも手がかりがないため、模範を捨てる扱いにしました。根拠のない2と4と8は、どちらを選んでも、理由を1行書いてあれば正解です。書き換えた項目6の正解は、顧客に確認する扱いだけです。

07

持ち帰り演習

研修のあとに、持ち帰り_RFPを使って講座と同じ手順を一人で回します。非機能6項目の判定表を作り、顧客への確認質問を10本書きます。

使うファイル

持ち帰り演習のファイルは、すべて配布フォルダの05_持ち帰り演習フォルダに入っています。

区分ファイル使い方
使う05_持ち帰り演習/持ち帰り_RFP.docxサンプル食品流通株式会社(架空)が出した、受発注システム刷新のRFPです。講座の題材とは別の会社で、A4で6ページあります
使う05_持ち帰り演習/持ち帰り_RFP.txt添付できないときに、全文を依頼文の下に貼ります
作る05_持ち帰り演習/持ち帰り_記入シート.xlsx判定表と確認質問を書き込みます。シートは「使い方」を含めて5つあります

持ち帰り演習の進め方

  1. 05_持ち帰り演習フォルダの持ち帰り_RFP.docxを読み、持ち帰り_記入シート.xlsxの「非機能の判定」シートで6項目を判定します。
  2. 判定をCopilot Chatで確かめるときは、下の依頼文を新しいチャットで送ります。
  3. 「確認質問10本」シートに、顧客へ聞く確認質問を10本書きます。どの質問も、はいかいいえか、数値で答えられる形にします。
  4. 10本のうち3本を、社内で同じような案件を経験した人に聞きます。
  5. 聞いて決まったことを、「有識者に聞いた3本」シートに書きます。聞いた相手は役割だけを書き、名前は書きません。
  6. 聞ける相手がいないときは、「聞けない人の想定回答」シートに、想定される回答を2案ずつ書きます。案ごとに、見積への影響を1行添えます。

Copilot Chatで確かめるときの依頼文

講座の依頼文1-2の、ファイル名だけを「持ち帰り_RFP」に変えた文面です。自分で判定を書いてから送ると、自分の判定とCopilot Chatの判定を比べられます。新しいチャットで05_持ち帰り演習フォルダの持ち帰り_RFP.docxを添付してから送ってください。

依頼文1-2 持ち帰り演習用
添付したファイル「持ち帰り_RFP」を読み、非機能6項目がRFPに書いてあるかを判定してください。

守ること
・添付したファイルだけを根拠にしてください。Web検索の結果を使わないでください。
・見つからなければ「該当なし」と書き、推測で補わないでください。
・引用は、原文のまま一字一句変えずに書いてください。

判定に使う3つの値
・書いてある:その項目の要求が、数値か具体的な条件で書いてある
・書いていない:その項目の要求が、どこにも書いていない
・読み取れない:その項目に触れた文はあるが、何を満たせばよいかが決まらない

非機能6項目
1. 可用性:システムを使える時間帯と、止まらずに動き続ける度合いを決める項目です。
2. 性能・拡張性:画面の応答の速さと処理できる量、利用が増えたときの備えを決める項目です。
3. 運用・保守性:稼働後の監視と保守の体制、対応する時間帯、障害が起きたときの連絡を決める項目です。
4. 移行性:現行システムから切り替える方式と時期、業務を止めてよい時間、移すデータを決める項目です。
5. セキュリティ:利用者の認証と権限、操作の記録、情報の保護を決める項目です。
6. システム環境:サーバーとネットワークの構成と設置場所、利用者が使う端末を決める項目です。

出力
6項目を6行の表にしてください。
列は「項目」「判定」「章の番号」「原文の引用」「そう判定した理由(1文)」の5つです。
判定が「書いていない」の行は、原文の引用の欄に「該当なし」と書いてください。

提出先と締め切り

提出先と締め切りは、講座の最後に講師が案内します。案内を聞いたら、持ち帰り_記入シート.xlsxの「使い方」シートにある「提出先」と「締め切り」の欄に書き写してください。

08

よくある質問

Claude Codeの実演のあいだ、何をすればよいですか

S06のClaude Codeの実演は、講師の画面で見るだけです。受講者がClaude Codeを操作することはありません。Copilot Chatと記入シートは、開いたままにしておいてください。

この研修では、Claude Codeを社内で使えるかどうかは扱いません。社内で使えるかどうかと申請の方法は、社内の情報システムの窓口に確かめてください。

記入シートも、Copilot Chatに添付したほうがよいですか

記入シートは添付しません。自分の予想と判断を手元で書くためのファイルです。Copilot Chatに添付するのは、STEPで指定したdocxだけにしてください。

記入シートに書いた内容を保存できません

画面の上に編集を有効にするが表示されていれば、押してください。ZIPを展開せずに中のファイルを開いたときは、保存できません。展開したフォルダの01_記入シートフォルダから開き直し、ファイル名を変えずに上書き保存してください。

入力欄の左に「+」が表示されません

ブラウザのウィンドウを広げてから、もう一度確かめてください。それでも表示されないときは、会社の設定で添付が止められている可能性があります。txtの全文を貼り付ける方法で、どの演習も進められます。

出力が途中で止まりました

同じチャットで「続けてください。」と送ってください。止まったままのときは、新しいチャットで添付からやり直してください。

講師の画面と、自分の画面の出力が違います

同じ依頼文でも、Copilot Chatの出力は送るたびに少しずつ変わります。STEPの「ここまでできたら」に書いた点がそろっていれば、先に進んでください。

前の演習の内容が、出力に混ざります

同じチャットで続けると、前の会話も出力の材料になります。STEPに「新しいチャットで」とあるときは、左のメニューの新しいチャットを押してから送ってください。

演習の途中で業務に呼ばれて抜けました

戻ったら、目次から講師が進めている演習の節を開いてください。抜けた演習は、研修のあとに同じ節を上から進めれば、一人で終えられます。

ガイドの画面写真と、自分の画面の表示が違います

画面写真は、2026年11月に講師の環境で撮りました。会社の契約や設定によって、左のメニューの項目のように表示が変わる箇所があります。WordとExcelの画面は、ブラウザで開くWord for the webとExcel for the webで撮りました。デスクトップ版のWordとExcelでも、シートの列と行、文書の見出しの並びは同じです。ボタンの名前で探しても見つからないときは、Zoomのチャットで講師に知らせてください。

持ち帰り演習の提出先と締め切りが分かりません

提出先と締め切りは、講座の最後に講師が案内します。案内を聞いたら、05_持ち帰り演習フォルダの持ち帰り_記入シート.xlsxの「使い方」シートに書き写してください。

実案件のRFPを、Copilot Chatに入れてもよいですか

この研修でCopilot Chatに入れるのは、配布フォルダのファイルだけにしてください。実案件のRFPや見積を入れてよいかは、社内の規程に従ってください。